Innovator Profile #2

下島 海星

株式会社HAPILY
プロダクトオーナー/プロジェクトマネージャー/UI/UXリサーチャー

プロジェクトマネジメント マーケティング

システムを入れるのではなく、人が輝く未来を設計する

プロジェクトマネージャーの下島海星(しもじま かいせい)です。株式会社HAPILYで、お客様の本当の課題を見つけ出し、技術と人をつなぐ架け橋として活動しています。

「アプリを作ってください」——そう依頼されても、私はすぐには作りません。

まず現場に足を運び、実際の業務を観察し、働く人たちの声に耳を傾けます。なぜなら、お客様が求めているのは「アプリ」ではなく「課題の解決」だからです。

翻訳力で、全員を味方につける

僕の強みは、相手によって自在に言語を変える「翻訳力」です。

  • エンジニアには:具体的な機能要件と技術仕様で
  • 経営層には:投資対効果と戦略的価値で
  • 現場スタッフには:日々の業務がどう楽になるかを

中学時代、勉強が得意な友人とサッカー仲間、それぞれと自然に話し方を変えていた経験が、今の仕事に生きています。

「使われ続けるもの」への執着

以前の会社では「絶対使われないだろうな」と思いながらアプリを作ることもありました。でも今は違います。5年後、10年後も愛されて使い続けてもらえるものだけを作る。そのために、表面的な要望の奥にある本質的なニーズを掘り起こします。

鳥取のお客様の案件では、電話注文の非効率さの裏に隠れた「特別扱いしたい顧客への想い」を発見。システム化と人間味のバランスを設計し直しました。

システムではなく、人の配置から考える

「システムを入れたら人が要らなくなる」——多くの企業がそう考えがちですが、日本の現実は違います。ある自治体の担当者に言われた一言が、私の考えを変えました。

「確かに効率化はできる。でも、その人たちを辞めさせることはできないよ」

だから私は、効率化で生まれた時間で、その人にしかできない新しい価値を生み出す設計をします。データ入力していた時間を、戦略立案に使えるようになったのです。

布団から出られなかった、あの日

2年前の9月。ある自治体のアプリ開発プロジェクトで、僕は1週間、布団から出られなくなりました。初めてのプロジェクトマネジメント。数億円規模の自治体案件。「これ、できるんかな」という不安が、日に日に大きくなっていきます。リリースまで残り2ヶ月で「こんなの出せない」と言われる——正直、仕事が嫌になってました。

でも、ある記事を読んで気づいたんです。今まで作ってきたのは、誰かの要望を形にしただけ。自分の想いなんか、どこにも入っていませんでした。「どうせなら、自分が本当にいいと思うものにしてしまおう」——そう腹を括った瞬間から、すべてが変わりました。

教師への夢から、IT業界へ

元々は教師になりたかったんです。大学では教職課程を取って、アメリカに留学もしました。でも結局、まず社会人経験を積もうと思いました。「これからの時代、ITは必須やな」「未来の子どもたちに教えるなら、自分がまず使えないと」——そんな理由でエンジニアとして内定をもらいました。

でも大学4年の3月、幼稚園からの幼馴染が起業しました。「ちょっと手伝ってくれへん?」——せっかくの就職内定を蹴って飛び込んだのは、起業家のアイデアを形にする仕事でした。ノーコードを教えながら、2年間、がむしゃらに働きました。

HAPILYとの出会いが、すべてを変えた

5年働いた後、HAPILYから声をかけてもらいました。「アプリありきではない」「お客さんの本当の課題を解決する」——それはまさに、自分がやりたかったことでした。

鳥取のお客さんとの仕事が、特に印象的です。最初は警戒されていました。でも、現場に通って、一緒に汗かいて、小さな改善から始めました。今では「下島さんが言うなら」って、信頼してもらえるようになりました。

「人を切るためのIT」から「人を活かすIT」へ

データ入力してた人が、お客様と向き合う時間を増やせるように。電話対応に追われてた人が、新しいサービスを考える時間を作れるように。その効率化で生まれた時間で、その人にしかできない価値を生み出してもらおう。これが新たなチャレンジになります。

あなたの「違和感」は、次のイノベーションの種かもしれない

「このやり方、本当に正しいんかな?」「もっといい方法があるはずやのに、誰も変えようとしない」「現場の声と経営の判断が、どんどん離れていく」——そんな違和感を持ちながら、「自分には変える力がない」「波風立てたくない」って、諦めてませんか?

僕も同じでした。でも、違和感を言語化して、相手に伝わる形で提案すれば、必ず変えられる。大事なのは、相手を否定することではありません。一緒により良い未来を作ることなんです。

超える必要なんてない。それぞれが、それぞれの山を、それぞれのルートで登ればいい。
← 長谷川 太一朗 勝間 麻理 →

あなたの違和感、聞かせてください。

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一緒に、誰も置き去りにしない変革を起こしましょう。

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